2018/07/01

Orleans / Let There Be Music ('75)

オーリアンズ / 歌こそすべて
ソリッドなリズムと透んだハーモニーで魅了するアサイラムに於ける第1弾。
全米大ヒット曲「ダンス・ウィズ・ミー」収録。
A1Fresh Wind
風さわやかに
B1Business as Usual
人生の仕事
A2Dance with Me
僕と踊ろう
B2Cold Spell
コールド・スペル
A3Time Passes on
愛が過ぎて行く
B3Ending of a Song
二人の歌が終って
A4Your Life My Friend
これからの君の人生
B4Give One Heart
たった一つのハートをおくれ
A5Let There Be Music
歌こそすべて
B5You've given Me Something
君がくれた大切なもの
 実力あるバンドです。おまけに、ひとつひとつの曲はよく出来ています。
 それでもじゃっかん、一本調子の感は否めません。

 きっと、彼らもそう感じていたのでしょう。
 アルバムの流れに変化をつけようとして、B面の後半にレゲエを持ってきてしまいました。

 オーリアンズのレゲエ。完全に浮いています。この違和感を何と言ったらいいのか。
 とみたゆう子のファースト・アルバムのアレに匹敵するようなしないような。どいつもこいつもレゲエに首ったけなんかい。

 ともあれこの時代にレゲエを取り込むのは、それなりの冒険だったかもしれません。
 レゲエ本来のテイスト、反体制や権力批判、あるいは世の中に対する怨嗟のような色が着いてしまうリスクは、少なからずあったのではないかな。

 それから後の時代、例えばブロンディが「夢みるNo.1」でレゲエを導入した頃とは、ちょっぴり覚悟が違っていたと思うんだよね。
★★★

Produced by Charles Plotkin

Recorded by Fritz Richmond, Bart Chiate and Tom Vicari at Elektra Sound Recorders, Los Angeles, September-October, 1974
Mixed by Tom Vicari and Bart Chiate

Art Direction by Glen Christensen
Photography: David Alexander
Design: Brian Hagiwara / Rod Dyer, Inc.

All Songs by Johanna and John Hall Except A5 by Larry Hoppen and Johanna Hall and B3 by Marilyn Mason and Larry Hoppen

John Hall: Vocals, Guitars, Percussion, Mandolin, Electric Piano on B1
Larry Hoppen: Vocals, Keyboards, Guitars, Melodica, Trumpet, Synthesizer, Bass on B2
Lance Hoppen: Bass, Vocals
Wells Kelly: Drums, Vocals, Percussion

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