マクサス・デビュー!!
★L.A.ポップ・シーンが送る最後の切り札!!
エナジーみなぎる爽快なハード・ロマン・サウンドがあなたを捕えて放さない!!
マクサス、スーパー・スターを約束された男達!!
エナジーみなぎる爽快なハード・ロマン・サウンドがあなたを捕えて放さない!!
マクサス、スーパー・スターを約束された男達!!
A1 | The Higher You Rise ハイヤー・ユー・ライズ | B1 | They Danced 涙のダンス |
A2 | Nobody's Business ノーバディズ・ビジネス | B2 | Part of You パート・オブ・ユー |
A3 | What You Give ホワット・ユー・ギヴ | B3 | Don't Try to Stop Me Now 止めても無駄さ |
A4 | Keep a Light on 灯りを消さないで | B4 | Where Were You ホエア・ウァー・ユー |
A5 | Your Imagination ユア・イマジネーション |
海外アーティストのファースト・アルバムのタイトルが「○○○○デビュー!」という邦題になってしまう現象、かつてはよくありました。
「デビュー」の後ろに「!」(点バット)をつけて、イキのよさをアピールしたりするわけです。マクサスの場合、点バットが2本も添えられたくらいなので、それだけ日本のレコード会社の担当者が鼻息荒く「コイツはTOTOのように売れるッ」と過剰な期待に意気込んだのでしょう。
実際に売れたのかどうかは、よくわかりません。
しかし、マクサスのアルバムは、この1枚だけ。「デビュー!!」なんて邦題をつけた時点では、まさかたったの1枚で終わってしまうなんて予想だにしなかったのでしょう。
この担当者の、読みの甘さを嘲弄するのは、たやすい。でもそれは、マクサスがアルバム1枚で消えたことを誰もが知っている、今の時代だからこそできること。未来は、わからないのです。
点バット2本を付けた担当者はきっと、マクサスが人気沸騰してセカンド・アルバム、サード・アルバムと栄光連なる壮大な夢を見ていたのでしょう。実際、それだけの前途を期待させるサウンドであったわけです。
きゅわーんとハイトーンのギターが鳴り響くA面最初の「ハイヤー・ユー・ライズ」のイントロを聴けば、「このバンドは天下を取る!」と予感する人がいても不思議ではないような気がします。
でも悲しいかな天下は取れませんでした。
インターネット時代の今日、マクサスを検索すると、彼らを高く評価する人たちが少なからずいることに驚き、そして安心します。
アルバムがどれだけ売れたのかという「量的人気」では、マクサスは必ずしも勝者とは言えないかもしれません。しかしアルバムを買った人が、どれだけこのアルバムを気に入り、愛聴したのか、という「質的人気」において、マクサスはじゅうぶんな成果を上げたような気がします。
要するに記録より記憶ってやつです。
そういう意味では、アルバム1枚で消えた方が、鮮烈な記憶になりましょう。
アーティストやレコード会社や音楽業界の経済的事情をいっさい慮らないで言わせてもらうと、凡庸なアルバム2~3枚出して消えるくらいなら、むしろ1枚こっきりで消えた方が潔く、かっこいい。
音楽的才能に疑問符が付くようなアーティストなら、1枚だけの方がボロが出にくいでしょうし、もし才能あふれるアーティストだった場合、たった1枚で消えたことにより、伝説になれることだってあります。
マクサスを伝説とまで言うつもりはありませんけど、派手に花咲くことなく散ったTOTOのぱちもんとして、これからもファンに語り継がれていくことでしょう。
「デビュー」の後ろに「!」(点バット)をつけて、イキのよさをアピールしたりするわけです。マクサスの場合、点バットが2本も添えられたくらいなので、それだけ日本のレコード会社の担当者が鼻息荒く「コイツはTOTOのように売れるッ」と過剰な期待に意気込んだのでしょう。
実際に売れたのかどうかは、よくわかりません。
しかし、マクサスのアルバムは、この1枚だけ。「デビュー!!」なんて邦題をつけた時点では、まさかたったの1枚で終わってしまうなんて予想だにしなかったのでしょう。
この担当者の、読みの甘さを嘲弄するのは、たやすい。でもそれは、マクサスがアルバム1枚で消えたことを誰もが知っている、今の時代だからこそできること。未来は、わからないのです。
点バット2本を付けた担当者はきっと、マクサスが人気沸騰してセカンド・アルバム、サード・アルバムと栄光連なる壮大な夢を見ていたのでしょう。実際、それだけの前途を期待させるサウンドであったわけです。
きゅわーんとハイトーンのギターが鳴り響くA面最初の「ハイヤー・ユー・ライズ」のイントロを聴けば、「このバンドは天下を取る!」と予感する人がいても不思議ではないような気がします。
でも悲しいかな天下は取れませんでした。
インターネット時代の今日、マクサスを検索すると、彼らを高く評価する人たちが少なからずいることに驚き、そして安心します。
アルバムがどれだけ売れたのかという「量的人気」では、マクサスは必ずしも勝者とは言えないかもしれません。しかしアルバムを買った人が、どれだけこのアルバムを気に入り、愛聴したのか、という「質的人気」において、マクサスはじゅうぶんな成果を上げたような気がします。
要するに記録より記憶ってやつです。
そういう意味では、アルバム1枚で消えた方が、鮮烈な記憶になりましょう。
アーティストやレコード会社や音楽業界の経済的事情をいっさい慮らないで言わせてもらうと、凡庸なアルバム2~3枚出して消えるくらいなら、むしろ1枚こっきりで消えた方が潔く、かっこいい。
音楽的才能に疑問符が付くようなアーティストなら、1枚だけの方がボロが出にくいでしょうし、もし才能あふれるアーティストだった場合、たった1枚で消えたことにより、伝説になれることだってあります。
マクサスを伝説とまで言うつもりはありませんけど、派手に花咲くことなく散ったTOTOのぱちもんとして、これからもファンに語り継がれていくことでしょう。
★★★ | 採点表を見る |
Produced by Michael Omartian for Lewis Kaplan Enterprises, Inc.
All Songs Arranged by Maxus and Michael Omartian
Maxus
Jay Gruska: Piano, Lead Vocals
Robbie Buchanan: Piano, Synthesizers, Vocals
Mark Leonard: Bass, Vocals
Doane Perry: Drums, Vocals
Michael Landau: Guitars
Additional Musicians
Paulinho da Costa: Percussion
Michael Omartian: Additional Synthesizers and Percussion
Additional Background Vocalists
Bill Champlin
Tommy Funderburk
Jennifer Williams
Additional Synthesizer Programming: Ian Underwood
Synthesizer Modifications: Nyle Steiner
Concertmaster: Assa Drori
Strings Arranged by Michael Omartian
Engineered and Mixed by Frank Wolf
Second Engineers: Robin Laine and Karen Siegel
Recorded and Mixed at The Village Recorder, Los Angeles
Mastered at Capitol Recorders by Ken Perry
Direction: Lewis Kaplan Enterprises, Inc.
Art Direction and Design: Jay Vigon
Photography: Glen Christenson
Production Coordinator: Yvonne Garcia and Lori Higgins
All Songs Arranged by Maxus and Michael Omartian
Maxus
Jay Gruska: Piano, Lead Vocals
Robbie Buchanan: Piano, Synthesizers, Vocals
Mark Leonard: Bass, Vocals
Doane Perry: Drums, Vocals
Michael Landau: Guitars
Additional Musicians
Paulinho da Costa: Percussion
Michael Omartian: Additional Synthesizers and Percussion
Additional Background Vocalists
Bill Champlin
Tommy Funderburk
Jennifer Williams
Additional Synthesizer Programming: Ian Underwood
Synthesizer Modifications: Nyle Steiner
Concertmaster: Assa Drori
Strings Arranged by Michael Omartian
Engineered and Mixed by Frank Wolf
Second Engineers: Robin Laine and Karen Siegel
Recorded and Mixed at The Village Recorder, Los Angeles
Mastered at Capitol Recorders by Ken Perry
Direction: Lewis Kaplan Enterprises, Inc.
Art Direction and Design: Jay Vigon
Photography: Glen Christenson
Production Coordinator: Yvonne Garcia and Lori Higgins
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