2018/06/10

Cleo Laine with John Williams / Best Friends ('77)

クレオ・レーンとジョン・ウィリアムス / ベスト・フレンズ
このあまりにも美しき邂逅が、名唱を生んだ!
至高の共演、ポピュラー・ヴォーカルの女王クレオとクラシック・ギター界の最高峰ジョン
A1Feelings
フィーリング
B1Eleanor Rigby
エレノア・リグビー
A2Time Does Fly
時は過ぎゆく
B2Awake My Love
愛にめざめて
A3Killing Me Softly with His Song
やさしく歌って
B3If
イフ
A4Before Love Went Out of Style
愛が古くならないうちに
B4Charms
チャームズ
A5My Day Has Started with You
二人だけの日々
B5Sleep Now
スリープ・ナウ
A6Wave
B6He's So Beautiful
ヒーズ・ソー・ビューティフル
 イギリスが生んだ偉大な歌手デイム・クレオ・レーンと、ギターの匠ジョン・ウィリアムズの共演盤。
 ジョン・ウィリアムズと聞いて、『ジョーズ』や『スーパーマン』の作曲家だと思った?
 違います。同名異人です。

 ロバータ・フラックの大ヒット「やさしく歌って」は、ロバータのおばさんくさいところがキモでした。
 あくまでもおばさん「くさい」のが妙味なのであって、疑う余地のない本物のおばさんクレオ・レーンが歌うのはいくら何でもくどすぎます。

 このおばさん、ミョーに構えて歌に入るようなところがあり、もうちょっと力抜けよ、とか、ラクに声出せよ、などと歌の素人である私でさえ叱りたくなっちゃうこと多し。

 クレオ・レーンは有名かつ高名で、たくさんのアルバムを出している大歌手です。なのにまるで人気がなく、熱心なファンなんざちっともいやしません。それはきっと、この歌いっぷりが原因なんじゃないかなあ。

 しかしB3「イフ」だけは、この唱法が曲にうまく乗りました。
 おばさんにイフはないよ、なんて言っちゃダメ。まあ実際はないんだけどな。
★★★

Recorded At
Essex Music Studios
Sound Engineer: John Burns
Dutch Music Centre
Sound Engineer: John Sonneveld

Guitar and Rhythm Arrangements by John Dankworth
Except A2 by Paul Hart and B5 by Brian Gascoigne
String Arrangements by Paul Hart
Except B5 by Brian Gascoigne

Soprano Sax and Clarinet: John Dankworth
Electric Piano, Violin: Paul Hart
Bass: Dave Markee, Pete Morgan
Drums: Tony Kinsey, Kenny Clare

Strings
Violin Leader: Celia Mitchell
Violin Co-Leader: Gerry Richards
Violin: Lorrie Lewis
Viola: Chris Hartley
Cello: Kathy Giles

Produced by John Dankworth and Paul Hart

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